ラム肉をくおう

小さな山小屋で


かわれている羊たちのなかに


おじいさんの羊が一匹



彼はおじいさんなので



あんまり毛並みももうよくなくて






ある日聞いてしまったよ

ファーマーが話しているのを



「あいつはもうラム肉にして食っちまうか」


びっくりしたおじいさん羊は



マジックアワーに

ファーマーが家に入ったのを見て



逃げ出したよ







久しぶりに飛び越えた柵は

思ったよりは



余裕だったよ





若いころ一度だけ

見た外の景色と



今はぜんぜん違うね





いろんな色があるなー









光を浴びて
おじいさんの白い毛皮は

水色とオレンジ色に見えました





秋のマジックアワーはすでに

ちょっと寒いから



あっちがあったかそうだから

あっちにいこう




太陽を目指した羊の話








新しい出会いの中に

悲しい思い出と


優しい愛がありますように










＞ま